Integrated systemネイブの総合力

生産管理

ゼロからのものづくり

多品種少量生産への取り組みが製造業に求められる中、当社では個別受注生産における高効率生産の構築に取り組んで参りました。その実現へのひとつの解として、あらゆる社内情報をリアルタイムに伝達・共有するための仕組みを模索、自社開発による情報管理システム『NACs』の構築に至りました。
常に変化する膨大な社内情報を伝達・共有する上でこれまでの紙や管理板を用いた方法では事実上削減が困難であった情報タイムラグを電子化による一元管理と製造現場への表示端末配備により解消。社内への情報配膳を最適化すると共に、工程進捗モニタリングと製造L/Tコントロールにより年間3,200案件(2015年度当社実績)にのぼるオーダーメイド品の受注生産情報をリアルタイムに社内共有、納期遵守率などでの高い実績効果を生んでいます。
また、見積/受注情報、工程/進捗情報、配送/納品情報、在庫/外注情報などの各種生産情報はもとより、勤怠/日報情報、原価/損益情報、顧客/名刺情報、来客/出張情報などの付帯業務情報までをも一元管理。必要情報を自動生成させることにより煩雑な入力作業を削減、見積から設計→製造→配送→納入に至る業務プロセスにおいてリアルタイムな情報共有を実現しています。

  • 情報管理システム「NACs」
  • 情報管理システム「NACs」

情報管理システム「NACs」

自社製作による情報管理システムにより、受注品目別、各オーダー単位での全工程進捗状況を逐次集計、お客様へ日程計画と進捗実績を開示すると共に納期遅延の未然防止と設計変更及び仕様変更時の迅速な初動を実現しています。また、当社広州工場への導入により日本・中国両工場での受注案件を同一のシステム上にて運用、効率的な連携生産を実現します。

  • 情報管理システム「NACs」

研究開発

研究開発

創意工夫のものづくり

ネイブでは三次元造形技術と金属及び樹脂材料に関する豊富な技術蓄積を用いて新素材の開発、
ITによる生産性向上、新工法の研究など、積極的な研究開発を推進しています。

IT活用によるシステム開発

今後予測される中小製造業間のデジタルディバイドを見据え、IT技術を活用した生産管理システム開発や自動見積システムの構築、紙書類のペーパーレス電子化、社内情報の可視化や共有化など、小規模製造業におけるオーダーメイド受注生産(究極の多品種少量生産)に対応した独自のシステム開発を行っています。

環境新素材の研究開発

モックアップモデル(デザイン承認用モデル)や検査ゲージに使用する合成木材(ケミカルウッド)は廃棄処理も難しく、リサイクルもできませんでした。そこで当社では100%リサイクル可能な木質100%のブロック材を開発しました。このブロック材は切削性、寸法安定性、耐熱性などで優れた物性値を実現し、様々な製品に利用できる材料です。

無公害防錆技術の研究開発

スチール部品の防錆にはこれまでメッキや黒染めなどの表面処理が必要でした。しかし、そのために使用される薬品は有毒で、廃棄処理が容易ではありません。そこで当社では植物性有機物の利用による黒染め技術を研究開発しています。完全無害で環境にやさしい処理方法による防錆効果が期待されています。

三次元CAD

三次元CAD

三次元CAD/CAMのご紹介

三次元CADとは、3D Computer Aided Designの略称で、
コンピュータを用いた三次元設計および設計システムのことです。

CATIA-V5

ネイブの三次元設計を支えるハイエンド三次元CADCATIA-V5を増設しました。優れた機能性と操作性を有し、これまでのミッドレンジCADでは困難であった複雑な形状処理が可能であり部品組立のシミュレーションや検査、解析なども行えるため高精度な設計が可能になります。

  • CATIA-V5

Space-E

ネイブの三次元造形技術の要となる主力モデリングソフト、Space-Eを増設しました。
自由曲面の多い複雑形状や、意匠形状への適応を可能にする柔軟なサーフェイスモデリング機能を搭載しています。曲線を基に作成するサーフェイスや、隣接する曲面を参照して曲面を挿入するなど、さまざまな曲面作成機能があります。

  • Space-E

データ授受方式一覧表